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カリウム(2000mg/dl以下)について

透析の血清カリウムの目標値は3.55.0/dl

カリウムは、神経の興奮や筋肉の収縮などにかかわる重要なミネラルの1つです。

高カリウム血症は、致死的な不整脈を起こし、心停止に至る危険な電解質異常と言えます。

カリウムと言うと果物、野菜、芋類、海藻を思い浮かべますが、たんぱく質食品である肉類、魚介類にも多く含んでいることを忘れてはなりません。

肉類・魚介類

1回量50~70ℊ(性別・年齢・体格・身体活動などにより異なる)

 ハムソーセージ、干物、骨付き小魚、桜えび、するめなどは、カリウムだけでなく、リンや塩分も多く含むので控えます。


乳製品

 1日摂取しても100ℊまでに決めましょう。カルシウムを含んでいるためにリンの上昇を招きやすい食品です。リンの高い方は控えることをおすすいたします。またアイスクリーム、ケーキ、チーズケーキなど、カリウムばかりでなくリンの上昇にも影響するので、注意をしていきましょう。


豆類

 豆類はカリウムを多く含む食品の代表とも言えます。納豆、枝豆、煮豆など1度にたくさん食べるものや、節分の豆、黒豆など時期的に食べる豆やきな粉を使ってあるデザートなど気をつけましょう。


芋類

 1日の目安量は50ℊまでがおすすめです。芋類は全体的にカリウムの多い食品と言えます。野菜に比べ、芋類は茹でこぼしてもカリウムの減少率は少ないです。コロッケ、とろろ芋、ポテトサラダなど芋の形をしていない料理にも注意をしましょう。


穀類

 雑穀類や精製されていない穀類(玄米など)には、精製された穀類(白米、小麦粉など)に比べカリウムが多く含みます。毎食食べる主食ですので、利用には上手に選びましょう。


野菜類

 野菜はカリウムが多いとほとんど食べないとよく聞きますが、カリウムはほとんどの食品に含みます。肉類、魚類などのたんぱく質を多く含む食品を適量摂取できれば、野菜類の1日の目安量は200g~300ℊです。食物繊維も含まれ日常的に食べることをおすすめします。

 比較的野菜の中では緑黄色野菜の方がカリウムを多く含んでいます。緑黄色野菜は100g以上にならないことがおすすめです。

 水溶性のミネラルであるカリウムは、「茹でこぼす」「水にさらす」ことでカリウムを減らすことができます。緑黄色野菜や根菜などは茹でてから利用します。また、表面積が大きいほどカリウムの減少率が高まりますから、野菜は小さく切ることで「茹でる」「水にさらす」と効果的にカリウムを減らすことができます。

 ただし、野菜は水分が多く含む食品です。しっかり水気を絞って食べることが肝心です。サラダなどを食べるときも表面の水分をキッチンペーパーでしっかりとって食べることが大切です。お浸し、あえものも野菜の水気を十分絞り利用しましょう。


種実類

 種実類の目安量は、1日1回10ℊ程度が適量です。カリウムだけでなくリンも多く含みます。注意したい食品です。


きのこ類、海藻類

 きのこ類は加熱することでと小さくなり、カサも減ります。食べ過ぎに注意しましょう。海藻類は、カリウムだけでなくリンも含みます。おでんの昆布、昆布巻きなど1度にたくさん食べることは注意をしましょう。


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