たんぱく質(0.9~1.2g/kgBW/日)について
たんぱく質は、体の栄養状態を良好に保つために必須な栄養素です。しかし、たんぱく質の過剰摂取が、血清のアルブミン濃度の上昇に直接つながらず、かえって尿素窒素・カリウム、リンを上昇させてしまう場合があります。
リン、カリウムの上昇をさせないようするためには、
① 必要なエネルギー量をしっかり摂取する。
透析患者さんは、健常者より消費エネルギーがより多く必要である。
目安としては、2割~3割多く必要になります。
② 良質なたんぱく質源から1日のたんぱく質量の60~65%を摂取する。
良質なたんぱく質 = 必須アミノ酸をバランスよく含む食品
∟ 動物性食品類(肉類・魚類・卵・乳類)
∟ 植物性食品(主に大豆製品)
毎食「主菜」としてこれらの食品を摂取する食事を目指しましょう。
1回の食事で主菜として食べる目安量は、50ℊ~70ℊがおすすめです。
(性別・年齢・体格・身体活動などにより異なります。)
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